2019年02月

こんにちは「宇宙の面白い話」や「オカルト」大好きな亀さんです。今回は「火星に謎の石?発見」についてお話させて頂きます。

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NASAの火星探査車「キュリオシティ」は、暗い灰色でゴルフボールくらいの大きさのツルツルとした石を発見しました。通常、火星で見られる石と比べると、発見された石は明らかに異質なものです。



この「エッグロック」と名付けられた奇妙な石の成分と由来を知るために、キュリオシティは搭載しているレーザーで石を調べました。この種の隕石は過去に地球でも発見されたことがありますが、レーザーを照射して岩石の成分を調べるレーザー分光計「ChemCam」がそのような石を調査するのに用いられたのは今回が初めてです。



物体はレーザーに打たれると、表面で光を反射します。この時、反射された光の波長を分析することによって、物体が何から出来ているのかを知ることができるのです。



こんにちは「宇宙の面白い話」や「オカルト」大好きな亀さんです。今回は「宇宙の地図が公開そのとてつもない広大さに唖然」についてお話させて頂きます。



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上の砂が集まったような不思議な画像、これは6500億立方光年の空間に存在する銀河の集まりを表した3D天体地図なんです。
赤や黄色、オレンジや紫のドットそれぞれが星ではなく120万個の銀河を示していると思うと、この地図で見てとれる宇宙のとてつもない広大さがわかると思います。
 
6500億立方光年と聞いてもその大きさはまったく思い浮かびませんが、これは現在知られている宇宙の4分の1しか示していません。また観測に用いられたのは、光学望遠鏡によって宇宙の地図を作るスローン・デジタル・スカイサーベイのBOSSプロジェクトです。
 
なお、地図では紫が地球から遠い銀河、黄色が近い銀河を示しています。これらのデータを知ることにより、科学者は銀河の相対的な運動を観測し、お互いが離れる移動速度を知ることができるのです。
 
そもそも私達の銀河の他にも銀河があることや、それらの銀河が我々から遠ざかっていることが判明したのはエドウィン・ハッブル氏の1929年の観測からでした。ハッブルは遠い天体から発せられる電波が赤方偏移(スペクトルが赤い方にずれること)することから宇宙が膨張していることを実証し、さらにこの説はビッグバン理論にも結びつきます。
 
さらに1998年には我々の宇宙の膨張スピードが加速しているとの仮説が発表され、その膨張にはダークエナジーが関与していると予想されています。そして、今回の天体地図の作成は宇宙の膨張やダークエナジーの研究に貢献することが期待されているのです。
 


こんにちは「宇宙の面白い話」や「オカルト」大好きな亀さんです。今回は「巨大ブラックホールからの放出中に「星の形成」 海外チームが初観測」についてお話させて頂きます。


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ケンブリッジ大学の天文学者のRoberto Maiolino氏は、巨大なブラックホールからの粒子の放出「アウトフロー」の中で、幼い星が形成されている様子を初めて観測しました。
 
ブラックホールは一般に周囲の天体を飲み込んで破壊する活動が有名ですが、一方では超高速な粒子の放出「アウトフロー」も行っています。そしてこのアウトフローが、宇宙空間の物質形成の役割も担っているのです。
 
これまでアウトフローは星の形成に結びつくと考えられてきましたが、観測の難しさからそれを捉えた例はありませんでした。そこで研究チームは地球から6億光年離れた場所にある、2つの銀河が衝突している「IRAS F23128–5919」を超大型望遠鏡VLTを利用して観測。そして、実際に星の形成が観測されたのです。
 
今回観測された幼い星の年齢は数千万年未満。またアウトフローでは毎年太陽の質量の30倍もの星が形成されてると予測されています。
 

こんにちは「宇宙の面白い話」や「オカルト」大好きな亀さんです。今回は「古代金星は地球にかなり似ていた? 海があり生命も存在可能も」についてお話させて頂きます。


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かつてよくその存在が囁かれていた金星人。しかし金星が高温・高圧な環境だと解明されるにつれ、その存在は怪しくなっていきました。しかし最新のコンピューターモデリングによると、なんと古代金星は生命の存在可能な海があり、表面温度もそれほど高くなかったようなんです。
 
現代の金星は約90気圧で表面温度が462度と、とても生命が存在できる環境ではありません。

しかしNASAの科学者は、これが太陽光と金星の回転速度によるものだと考えています。

過去の金星の海は太陽光によって蒸発し、大気中で水素と酸素に別れやがて二酸化炭素になります。
そしてその二酸化炭素が温室効果をもたらしたことで、現在のような金星の姿になったと考えたのです。
 
一方金星ではそのゆっくりとした自転により、昼と夜が2ヶ月毎に訪れます。
これにより金星では雨が発生し、それによってできる分厚い雲の層が傘のような働きをします。
そしてその働きにより、古代金星の温度は今日の地球よりも数度低かったようなのです。また、古代金星の陸地は地球のそれよりも広かったと考えられます。
 
このことから、古代金星は生命の存在しうる領域だったと科学者は考えているのです。
また1980年代に金星を観測したパイオニア探査機も、金星にかつて海があった痕跡を報告しています。
このように「過去には」水があった可能性がある惑星はいろいろ報告されていますが、現代でも地球のように安定して水をたたえている惑星はなかなか稀な存在なのかもしれませんね。

こんにちは「宇宙の面白い話」や「オカルト」大好きな亀さんです。今回は「火星にスプーンが落ちている?--NASAの画像に見覚えある物体が」についてお話させて頂きます。


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現在火星探査では、生命体(あるいはその痕跡)の発見が大きなテーマになっています。同惑星で活躍しているNASAの探査車「キュリオシティ」もそうですし、残念ながら着陸機が破損してしまった「エクソマーズ」計画でも、生命体の痕跡の発見を目指しています。そしてそんな火星探査を大きく先取りするかのように、火星の地表にて「スプーンのような物体」が発見されたと(一部の)ネット上で騒ぎになっています。これは一体、なんなのでしょう?
 今回の写真は、先述のNASAのキュリオシティによって撮影された画像の一枚から発見されました。確かに先端部分のくぼみといい、持ち手の長さといい、砂に埋れたスプーンのように見えてしまいます。その大きさは普通のスプーンとほぼおなじと推測されますが、持ち手は三角形でちょっと持ちにくそうです。
 
今回の画像を発見したのは、YouTubeチャンネルのUFO Hunter。実はこのように火星で人工物としか思えない物体が見つかったのは初めてでなく、これまでにもスプーンらしき物体や金のリング、グローブっぽい物体が見つかっています。また、かなーり昔には火星に人面岩があったと大きく騒がれたこともありました(後に光の作り出したただの影だと判明)。
 
今回のスプーンについてもUFO研究家は「失われた火星文明の痕跡だ」との予測を次々と発表していますが……まぁ、たぶんちょっと面白い形のただの石なんでしょうね。私達の脳は自然の風景から意味のあるもの(日用品や人の顔など)を見出してしまう癖がありますが、おそらく今回の画像もそれの一種ではないでしょうか。ただ、かつて存在していた火星文明に思いを馳せるのもロマンチックでいいかもしれません。

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